アルピニスト野口健さん、想像通りの素敵なひとでした。濃すぎ。
2時間半、野口ワールド、しゃべり続けてくれました。
優しく、素直で、まっすぐで、ユーモアがあって。

印象に残った言葉をひとつ。

“あきらめたら、死ぬ”


登山家ならではの経験から知った事実と環境保護活動の
共通している部分という述べ方をしていたと思います。

チョモランマ登頂、下山は 諦めたらその一瞬で死んでしまうんだそうです。
(登山経験も詳しく話してくれました)
野口さんはなんだかんだ一度も諦めなかったから、今こうして生きているんですね。

一方、地球温暖化を食い止めようと必死に活動をしている中で
「もう無理だよ。氷河の凍解は止められないよ」と言う人が大半を占めているそうです。
科学で計算をして、詳しい事情を知っている人ほど、そう言うそうです。

しかし、これも登山と同じで、諦めた瞬間、人間は死んでしまうんじゃなかろうか、
というのが野口さんの考える保護活動です(たぶん)。

絶対諦めない。

すでに人間どうこうの問題ではないしね。
ただ、地球をここまで追いやったのは人間ですから、取り戻すのも人間の手でやらねば・・・!!

「ずっと地球で暮らそう」なんて、変な話ですよね。
大昔じゃ、そんな考え方ありえませんよね。当たり前すぎて。
それが当たり前じゃなくなってるって、恐ろしいことなんだなって知りました。

まずは知る。
これですよね、大切なのは。ここからです。